キノコって菌類なんですよ。
って知ってましたか?
といっても細菌(バクテリア)とはまた別ものなんです。
ややこしいですね、だから区別するために真菌類ともいわれます。
真菌類の仲間にはカビや酵母がいます。
ということはキノコはカビの親戚のようなものです。
カビにも数多くの種類があるように、同じように
キノコにも数多くの種類が確認されるのはこのためです。
でも、カビの親戚だからって一緒のものではないので悪しからず。
また、菌類と聞くと、生物にとって悪影響を与えるものというイメージがあります。
確かになかには、他の生物の障害になるものもいますが、
それは一部の菌類のみになってきます。
多くの菌類は、他の生物との共存や、共生をうまくしています。
そのなかでもキノコは、植物や他の生物達とうまく共存、
共生をしているもっともな例といえます。
では菌類(真菌)の中でどういったものがキノコになるのか。
残念ながらその問いには正確に答えることができません。
なぜかというと、キノコという言葉が日常語で、学術用語ではないからです。
ですから辞書などには「菌類のうち比較的大型で子実体をもつもの」
というような書き方をしています。
「子実体」とは胞子を作るための複雑構造をいうのだそうです。
比較的大型という言葉にも確かな定義はありません。
目で見て分かる程度であればキノコと呼ばれることになります。
なんだかややこしいですね。
これは突き詰めれば突き詰めるほどややこしくなってきます。
特殊な菌類の一部がなんかなっ
なんやわけわかんないけど、キノコになるみたいな
できるもんはできる!みたいなノリでいいと思います。
私はね。
あと、キノコを野菜だと思っている人は結構多いと思います。
でも実は違います。それどころかキノコ(菌類)は植物ですらありません。
生物分類を動物界と植物界の二界だけで分けるのは、もう古い考えです。
むしろ現在では植物よりも動物に近い系統だとさえ考えられているんだそうです。
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