キノコの王様といえば松茸ですよね。
「香り松茸、味しめじ」といいますけど、
国産の松茸は味も香りも最高においしくて良い香りです。
外国産のものも採った時点では国産のものと
変わらない風味だということですが、長い時間をかけて
運んでくる段階で質が落ちてしまうのだそうです。
つまり、新鮮なものであれば日本だろうが
中国だろうがチベットだろうが、松茸は松茸なのです。
しかし、驚くことにあんなに良い香りの松茸が
ヨーロッパでは悪い香りと言われているんだそうです。
外国の方達にすれば
「日本人はなぜこんな臭せぇキノコなんざ食うんだ?」
的な感じだそうです。
あんないい香りを臭いとか言っちゃうとか、ちょっと信じられないですね。
松茸の調理法は「松茸ごはん」「土瓶蒸し」「焼き松茸」が基本ですよね。
他にも色々あるようですけど、松茸のフライなんてもったいないような、
畏れ多いような気がしてちょっとできません……。
何でも油で揚げてしまえばいいなんて考えは私は到底理解できません。
話はそれますが、アイスクリームのフライとかわけわかんないですよね。
……でもちょっと食べてみたい。
話がそれたので戻しますが、松茸が昔、高級食材ではなくて、
庶民が簡単に口にできる値段だったというのはかなり知られた話です。
椎茸よりもずいぶん安かったということはご存知でしたか?
100年近く前の値段では、椎茸の方が
松茸の値段の10倍近い値段だったそうです。
現在では考えられません。
それほど昔の日本は緑で溢れかえっていたということになりますね。
「芋粥」の主人公じゃないけれど、一度
松茸を飽きるほど頬張ってみたいものです。
あ、でも椎茸もおいしいですよねー。
一度知り合いのおじいちゃんに頼んで、
松茸狩りを手伝わさせてもらったことがあります。
最初は、アカマツの根元近くを探してればいいんじゃないの?
とか、浅はかに考えていました。
でも、やっぱり違いましたね。
至極むずかしい。
松茸は地面から1〜2pのところに顔をだしてるそうなんですけども、
これが全然わからないの。
おじいちゃんは、ほいほい見つけるのになぜか見つかりません。
素人が無断でとろうとしても、これはわかんないな
とか勝手に納得したりしてました。
また、おじいちゃんの話によると、普通のきのこのように
傘が開いてしまうと(傘の裏の白いビラビラのこと)
全然おいしくない松茸なんだそうですよ。
これは知らなかったです。
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